Article記事

【税理士試験】令和3年度(第71回)合格発表!合格率はいかに!?

学び・資格試験

ユアメディア編集部 ユアメディア編集部

Ended soon

2021年12月17日は、令和3年度税理士試験の合格発表日でした!合格された方は本当におめでとうございます!残念ながら合格に至らなかった方も本当にお疲れ様でした!国税庁の発表によると税理士試験の受験者数は昨年より微増し、合格者数は昨年より減少という結果となりました。本記事では、税理士試験の合格率はどのくらいなのか、また令和3年度の税理士試験の動向と今後のスケジュールについて解説いたします!

税理士試験の科目別の合格率は?

まずは科目ごとの合格率から見ていきましょう。

令和3年度(第71回)税理士試験結果表(科目別)

出典:国税庁ホームページ

会計科目は簿記論が昨年の合格率22.6%から16.5%となり、6.1%下がりましたが一方で財務諸表論は、昨年の19%から23.9%となり、7.9%上昇しました。

税法科目では合格率が下がった順だと、住民税(令和2年:18.1%→令和3年:12.7%)、次に法人税法(令和2年:16.1%→令和3年:12.8%)、酒税法(令和2年:13.9%→令和3年:12.6%)、消費税法(令和2年:12.5%→令和3年:11.6%)、事業税(令和2年:13.1%→令和3年:12.6%)という結果でした。この記事では、お気に入りの帽子を超低価格で紹介しています。即日配達、ドライブスルー配達、注文の受け取りからお選びください。

税法科目で合格率が昨年より上がったのは、相続税法(令和2年:10.6%→令和3年:12.8%)、次に国税徴収法(令和2年:12.2%→令和3年:13.7%)、所得税法(令和2年:12.0%→令和3年:12.6%)、固定資産税(令和2年:13.5%→令和3年:13.8%)という結果でした。

令和3年度は、財務諸表論が23.9%(前年19%)と合格率が前年比で大きく増加していますが、他の科目の合格率は例年通り、10%から20%での合格率となっております。1科目ごと、満点の60%が合格基準とされていますが、実際には上位10%から15%が合格する難しい試験となっています。

★ポイント

  • 税理士試験の1科目の合格率は例年10%~20%で推移
  • 1科目ごと満点の60%が合格基準

税理士試験の受験者数の推移は?

次に学歴別、年齢別についてみていきましょう。

令和3年度(第71回)税理士試験結果表(学歴別・年齢別)

出典:国税庁ホームページ

学歴別では、その他を除いたところで大学在学中での合格率が31.1%と最も多く、その次が高校・旧中卒が22.5%の合格率となっておりました。

また年齢別では、年齢が若ければ若いほど合格率が高くなっており、25歳以下の合格率は、29.7%となっております。

次に受験者数の年齢別過去5年間の推移をみてみます。

過去5年間の税理士試験年齢別受験者数
税理士試験受験者数推移チャート

令和3年度の受験者数は、全体で27,299人となっており、前年の受験者数26,673人から比べて626人増加し、過去5年間で受験者数が年々減少していた例年とは異なる結果となりました。特に25歳以下の受験者数が前年の3,716人から4,280人となっており、564人増加していました。

令和4年度の税制改正大綱では、コロナ後の新しい社会を見据えて税理士制度の見直しが行われ、その具体策として、税理士試験の会計科目(簿記論と財務諸表論)の受験資格が不要となるとされています。現在だと、日商簿記検定1級の合格者や、大学3年次以上の学生の法律学または経済学を含む62単位以上の取得者などの要件を満たさないと受験が出来ませんが、今後は、高校生や大学低学年の場合であっても、簿記論と財務諸表論の試験は受験が出来るようになると思われます(令和5年度の試験より適用予定)。この法案が改正※になりましたら、25歳以下の受験者数は今後さらに増えていくことが予想されます。

※税制改正までは、大綱により法律案が作られ、国会で審議されたのちに承認され施行となります。おおむねこの通りの改正がされることがほとんどですが、確定事項ではございませんのでご留意ください。

★ポイント

  • 税理士試験受験者数は、過去5年間減少傾向だったが、令和3年は増加。特に25歳以下の受験者数が多く増加している
  • 令和4年度の税制改正大綱にて、令和5年より税理士試験会計科目の受験要件が不要とされることが公表された

令和4年度(第72回)税理士試験実施スケジュール

来年の第71回の実施スケジュールについても発表されました。
ここ数年は、オリンピック開催の影響により、税理士試験は8月中旬に実施されることが多かったですが、令和4年度の試験は、8月上旬の実施予定となっており、例年の受験スケジュールに戻ったといえます。

試験実施官報公告

2022年(令和4年)4月8日

受験申込受付開始

2022年(令和4年)5月10日

受験申込受付締切

2022年(令和4年)5月20日

試験実施

2022年(令和4年)8月2日から8月4日

合格発表

2022年(令和4年)11月30日

※上記スケジュールについては今後変更の可能性もありますので、令和4年度受験される方は必ず国税庁のHPを確認するようお願いいたします。
国税庁 https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/zeirishi.htm

おわりに

 いかがだったでしょうか。今回は、税理士試験の合格率と合格者の推移についての解説させていただきました。来年は、8月上旬に開始されるため、今年よりも準備期間が短くなりますが、その分、11月中の合格発表を予定しているので、例年よりも早く結果がわかる点は、嬉しいところですね。また試験の結果を受けて会計事務所や税理士法人へ転職を検討される方も多いのではないでしょうか?

試験を受けながらさらに自分らしく働ける環境や成長しつつ税理士資格を取得したいという方は、この機会に税理士法人や会計事務所の応募要項や企業情報などをチェックしてみるのもよいでしょう!

ユアキャリアでは、自分らしく働く会計業界特化型求人サービスを展開中です。
各SNSのフォロー、いいね、コメントお待ちしております!
【ユアキャリアURL】https://lp.urcareer.jp/
【ユアキャリアSNS】是非フォローを!
Twitter:https://twitter.com/urcareer_job
Instagram:https://www.instagram.com/urcareer_job/

Related post 関連記事