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【5月の壁を乗り越える】税理士受験生のためのモチベーション維持と勉強環境の整え方

学び・資格試験

ユアメディア編集部 ユアメディア編集部

はじめに:5月は中だるみの時期

税理士試験に向けた学習が本格化してくる5月は、受験生にとって一つの山場です。ゴールデンウィークが終わり、試験本番まで残り約3か月。緊張感が増す一方で、「このままで間に合うのか?」という焦りや不安が強まる時期でもあります。
さらに、この頃から答練や模試も始まり、自分の実力を客観的に見る機会が増えるため、うまくいかないと気持ちが沈みがちです。こうした中だるみやスランプをどう乗り越えるかが、合格への鍵となります。
本記事では、モチベーションの維持や学習環境の整え方をテーマに、5月を乗り越えるための実践的な工夫をご紹介します。

モチベーションが下がる理由を客観的に整理する

まずは、なぜ5月にモチベーションが下がるのか、その理由を整理してみましょう。

① 理想と現実のギャップ

年始や春先に立てた学習計画が予定通り進んでいないと、自分を責めてしまいがちです。「もっと進んでいるはずだったのに…」という気持ちが、やる気の低下につながります。

② 学習量の増加による疲労感

理論暗記や計算演習が本格化する時期でもあるため、学習負荷が増加します。疲れが蓄積し、「勉強しなきゃ」と思いつつも手が動かないという悪循環に陥ることもあります。

③ SNSなどによる他人との比較

「他の人はもっと進んでいる」「点数が取れている」と感じると、自信を失いやすくなります。特にSNSでの情報は編集された一部にすぎないと分かっていても、気持ちが揺れやすいものです。
モチベーションの低下は誰にでも起こり得ます。まずはその原因を自分なりに整理し、「ダメなのは自分だけではない」と受け止めることが第一歩です。

勉強が続く人は何をしているのか?実例紹介

モチベーションが落ちても、学習を継続している人たちはどんな工夫をしているのでしょうか。合格者の実例から、特に効果的だった工夫をいくつかご紹介します。

小さな積み重ねを重視する「微差力」

1日3時間の勉強が難しくても、「30分×6回」など細かく分けることで心理的ハードルを下げ、継続につなげていたという声があります。「今日はここまでやれた」という達成感が、自信につながります。

自分にごほうびを用意する

1週間ごとに目標を設定し、達成できたらお気に入りのカフェで休憩するなど、小さなごほうびを用意していた人もいます。「努力に対して報酬がある」ことは、心理的に非常に効果的です。

見える化で自己管理する

カレンダーに学習時間を書き込む、進捗シートを可視化するなど、学習状況を「見える化」することで、取り組んでいる実感を得やすくなります。
続けるための仕組みをつくることで、モチベーションに頼らず学習を進められるようになるのです。

学習環境を整えることで気持ちが変わる

学習意欲が上がらないときは、気合いで乗り越えようとせず、環境そのものを見直すことも有効です。

勉強場所の使い分け

自宅だと集中できない日は、思い切って図書館やカフェ、自習室に行くという選択もおすすめです。場所を変えるだけで、気持ちがリセットされることもあります。

スマホの通知を制限する

学習中に気が散る原因としてもっとも多いのがスマートフォン。アプリの通知をオフにする、勉強中は別の部屋に置くなど、意図的に距離を取る工夫が効果的です。

デスク周りの快適さを見直す

照明の明るさ、椅子や机の高さ、文房具の使いやすさなど、物理的な環境も集中力に大きく影響します。思い切ってデスク周りを整えることで、自然と勉強に向かう気持ちを作り出せます。

5月だからこそ実践したい「仕切り直し」術

5月は「中間地点」として、仕切り直す絶好のチャンスです。計画がうまくいっていないと感じる場合は、以下のようなアプローチを実践してみてはいかがでしょうか?

スケジュールを柔軟に再構築する

最初に立てた計画が現実と合わなくなってきたら、一度リセットして、現状に即したスケジュールを再構築しましょう。完璧を目指すよりも「修正しながら前に進む」ことが重要です。

「1週間単位」で管理する

1か月後や本試験本番を見据えると不安になりがちですが、「今週はここまでやる」と短期的な目標にフォーカスすると、達成感が得やすくなります。

勉強仲間との交流を活用する

孤独に勉強を続けていると煮詰まりがちです。同じ目標を持つ仲間と進捗を共有したり、模試の結果を話し合ったりすることで、自分の立ち位置が客観的に見えてきます。


ユアキャリア公式YouTubeでは税理士試験受験に向けた企画を過去に更新しています。
こちらもぜひご覧ください。

まとめ:5月を制する者が、夏を制す

税理士試験の学習は長丁場です。5月に感じる不調や中だるみは、誰もが通る道です。しかし、それをどう乗り越えるかで、今後の伸びが大きく変わります。

  • モチベーションの波は「仕組み」で乗り越える
  • 環境を変えることで気分転換と集中力アップ
  • 計画の柔軟な見直しが継続のカギになる

「やる気が出ない」と感じる日があっても、立ち止まっても、また歩き出せばいいのです。5月を乗り越えた先に、合格というゴールが近づいてきます。どうか自分のペースで、1歩ずつ前に進んでください。

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