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【速報】税理士試験 令和7年度の受験申込者数は45,517名|3年連続増加の背景と今後の傾向

学び・資格試験

ユアメディア編集部 ユアメディア編集部

令和7年度・第75回 税理士試験の受験申込者数

本年(令和7年度・第75回)の税理士試験の開催が、いよいよ来月(8月5日〜7日)に迫ってきました。

先日、国税庁より受験申込者数の速報が発表されました。

https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/pdf/0025006-113.pdf


今年は昨年に引き続き申込者数が増加し、前年(令和6年度)比で1,598名増(103.6%)という結果となりました。

本記事では、今年の税理士試験の受験申込者数の傾向や、今後の就職活動への影響について考察していきます。

受験申込者数は今年も微増。注目すべきは継続した関心の高さ

まずは受験申込者数(ユニーク人数)を確認してみましょう。以下の通り、今年は45,517名が申し込み、昨年から1,598名の増加、前年比103.6%となっています。

年度受験申込者数前年比増加数
令和7年度(第75回)45,517名103.6%+1,598名
令和6年度(第74回)43,919名103.6%+1,067名
令和5年度(第73回)41,256名112.0%+4,404名

昨年ほどの急激な増加は見られなかったものの、3年連続での申込者数増となり、税理士資格への関心の高さが引き続き感じられる結果です。

延べ人数では2,500名超の増加。複数科目受験が再び活発に

次に、延べ人数での受験申込者数(科目ごとの総数)を見てみます。

本年の延べ人数は71,727名で、昨年から2,517名増加(103.6%)となっています。

年度延べ申込者数前年比増加数
令和7年度(第75回)71,727名103.6%+2,517名
令和6年度(第74回)69,210名103.6%+2,707名
令和5年度(第73回)64,156名113.5%+7,653名

今年も、複数科目を受験する方の動きが継続しており、税理士試験に対する意欲の強さが伺えます。

科目別では?今年の注目ポイントは「安定的な簿・財」「減少が続く地方税科目」

令和7年度の科目別申込者数では、昨年と比較して大きな増減はないものの、傾向として以下が挙げられます。

  • 簿記論・財務諸表論は安定した申込者数を維持
     → 初学者や大学生の受験が多い基本科目として、引き続き人気
  • 事業税・固定資産税・住民税といった地方税系科目はやや減少傾向
     → 専門性が高く受験者層が限られるためか、申込者数は横ばいまたは微減

今後、これらの傾向が継続するのか、また新たな科目人気が出るのか注目です。

試験後は就職活動シーズン!今年も売り手市場が続く予想

税理士試験終了後は、受験生にとって就職・転職のチャンスが広がるタイミングです。

会計事務所業界では、依然として人手不足が深刻であり、特に実務経験者や受験経験者の採用ニーズは高まっています。

今年も会計事務所各社が積極的に就職説明会採用イベントを開催予定で、売り手市場の傾向は続くと見られます。

まとめ|税理士試験の関心は引き続き高水準。就職市場もチャンスあり!

令和7年度の税理士試験は、3年連続で申込者数が増加する結果となりました。受験資格の緩和後も勢いは衰えず、継続的な学習意欲の高まりを感じます。

また、試験後の就職市場も好調が予想されるため、受験生のみなさんは学習とキャリアの両立を視野に入れ、積極的に情報収集を進めてみてみましょう。

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