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税理士になる道:文系VS理系、どちらが合格に有利なの?

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ユアメディア編集部 ユアメディア編集部

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はじめに

近年、税理士試験に挑戦する学生の間で「文系と理系、どちらが有利なのか」「合格の可能性が高いのはどっち?」という疑問がしばしば耳に入ります。

今回の記事では、文系・理系、それぞれの学生がどのようなアプローチを取り、どの知識やスキルが試験成功に貢献するか解説していきます!

税理士試験について

税理士試験は、法律、経済、会計といった幅広い知識が求められる試験です。

試験は数年間にわたる専門的な学習と経験を必要とし、試験問題はしばしば抽象的で複雑です。したがって、試験に合格するためには深い専門知識だけでなく、情報を解析し論理的に思考する能力が求められます。

文系と理系、それぞれの学生がどのような戦略とプロセスで目指していくかが大切なポイントなります。

税理士試験は「科目合格制度」を採用

特定の5科目について合格すると、税理士試験合格となります。税理士試験の試験科目は全11科目あり、その中から5科目を選択して受験する試験制度です。

税理士試験に合格するためには、必須科目である会計科目の「簿記論」・「財務諸表論」2科目と、選択必須科目である「法人税法」・「所得税法」のいずれか1科目以上を含む、税法2科目の合計5科目に合格しなければなりません。


税理士になることを目指して大学の進路を考えるとき、会計や税務に関する知識が必要になるため、経済学部・経営学部・商学部・法学部などに進学する人が多いのは事実です。

しかし、そもそも、税理士試験は大学卒業後、税理士事務所や税理士法人で働きながら、税理士試験の合格を目指すのが一般的です(大学在学中に税理士試験の受験資格を満たす方法もあります)。

したがって、税理士になる場合、大学の所属学部がどこであるかはあまり関係がなく、どなたでも目指せる資格といえるでしょう。

文系生の視点から見た税理士試験

文系の学生は一般的に、人文科学や社会科学を深く学び、情報を分析する能力や課題を多角的に考えるスキルを養います。このようなスキルは、税理士試験における法律や経済の理論的知識を理解し、実際の問題に適用する上で有用です。

また、文系学部に所属している場合、税理士試験と直結する科目を履修しやすい環境にあるので、ほかの学部生よりも先行して、試験対策を始めることができるといえるでしょう。

商学部、経営学部などでは、財務会計論、会計学、簿記論などの科目が開講されているケースが多いため、これらを積極的に履修するのはおすすめです。

しかし、文系学部で開講されているこれらの科目を履修するだけでは、基礎的な知識は身につきますが、税理士試験を突破するだけの十分な力を養うことは難しいでしょう。税法概論や税務会計といった税法に関する科目についても、基礎的なところのみとなりますので、文系の大学の講義だけで税理士に合格することはできません。

文系学部から税理士となる場合

早めに会計科目や税務科目を履修して、基礎力を養いましょう。

大学の外部の資格専門学校やダブルスクールも活用し、税理士試験突破に必要となる高度な知識に身に着けていく必要があります。

そこでの勉強を続けながら、大学卒業後は税理士事務所に就職して、現役税理士のもとで実務を学びつつ、試験合格を目指す、というプロセスになるでしょう。

理系生の視点から見た税理士試験

理系の学生は数学や科学に深く根差した教育を受けています。論理的な思考や情報を系統的に解析する能力は、税理士試験で求められる複雑な会計処理や税制度の解析に直結します。

一方、理系学部に所属している場合、大学の講義で会計学の基礎や税法の基礎を修められる環境はないかと思われます。そのため、独学で日商簿記試験や全経簿記試験の勉強から始めていくのは一般的なスタートになるかといえます。

他学部の講義を受講できるような場合には、会計学系の科目や税法系の科目を積極的に履修しましょう。

最近では、動画サイトや、わかりやすい参考書なども充実していますので、独学でも十分に簿記の学習が進められる環境が整っています。

また、令和4年税理士法改正により、令和5年の税理士試験から、受験資格要件が大幅に緩和されましたことも理系学生にとって税理士試験へ挑戦のハードルが下がりました。

これまで大学生または卒業生が学識要件の一つを満たして税理士受験する場合、「法律学または経済学に属する科目」を少なくとも1科目履修することが必要でしたが、この要件が「社会科学に属する科目」まで拡充されました。このため、理系の大学生・卒業生にも受験資格を満たす可能性が拡がりました。

理系学部から税理士となる場合

まずはできるだけ早く簿記や会計学の勉強をはじめて、日商簿記試験3級から始めて日商簿記1級の合格を目指す、もしくは全経簿記試験の合格を目指していきましょう。

大学卒業後は税理士事務所に就職して、文系学部と同じように、働きながらダブルスクールに通いながら勉強を継続し、試験合格を目指す、というプロセスになるでしょう。

専門家の意見

多くの専門家が一致する意見として、文系も理系もそれぞれ異なる強みと弱みを持つという点が挙げられます。

◎文系出身者の強み・弱み

法律や社会科学の知識に対する理解が深い傾向にありますが、一方で数学的な問題解決能力の向上が求められることが多いです。

◎理系出身者の強み・弱み

数学的な問題解決能力に長けていますが、法律や社会経済に関する理解を深める必要があることが指摘されます。


最も重要なのは、個々の学生が自身の強みと弱みを理解し、それに応じて適切な学習計画を立て、継続的に努力を重ねることだと、専門家たちは強調しています。また、試験対策としては模擬試験を繰り返し行うことで、自分の弱点を特定し、その改善に努めることが重要だとも述べられています。

また、専門家の間では、「文系か理系か」よりも「どのように学び、どの程度努力を積み重ねたか」が試験成功の鍵であるという意見が一致しています。継続的な努力、自己分析、そして対策の修正は、試験に合格するための重要な要素とされています。

したがって、「文系VS理系、どちらが合格に有利なのか?」という問いに対しては、「それぞれの長所を活かし、短所を補う学習方法を見つけること」が最善の答えと言えるでしょう。

まとめ

結局のところ、税理士試験の合格には、自身の強みを活かし、弱点を改善することが重要です。文系でも理系でも、適切な準備と努力を積み重ねることで、誰もが税理士試験に成功することができます。

合格のポイントは、文系理系に限らず、どれだけ早く日商簿記試験1級や全経簿記試験上級のような高度な簿記を習得できるかです。簿記の知識は基本となりますので、在学中は簿記を集中的に勉強して試験に慣れるためにも簿記資格を受験することが大切です。

そして大学卒業後は、税理士事務所に就職をして、ダブルスクールに通うなどして、働きながら勉強を継続して合格を一つ一つ掴んでいきましょう!


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