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未経験で会計事務所に入社!【前編】仕事内容と一日のスケジュール

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ユアメディア編集部 ユアメディア編集部

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    今回は会計事務所に実務未経験で入社した経験をもつユアキャリ編集部の私が、会計事務所の仕事内容についてご紹介いたします!

未経験での会計業界への転職は、なかなか仕事のイメージもつかず、業界経験者や有資格者でないと転職は難しいのではないかと何かと不安が多いですよね。そこでこの記事では「異業種からの転職を考えているけど未経験でもやっていけるのか?」「入社したらどんな仕事するの?」など、未経験の方も気になる疑問にお答えできるような情報を掲載していきます!会計事務所に少しでもご興味のある方はぜひ最後までご覧ください!

会計事務所ってどんなところ?

 会計事務所は、法人や個人事業主の顧客に対して税務・会計業務などを提供するのが主な業務です。決算や確定申告時の申告書作成といった税務業務に留まらず、記帳代行や給与計算代行、年末調整代行、税務相談、経営支援など1年を通して請け負う定期的な業務は多岐にわたります。

顧問先の税務・会計に関するほぼ全ての業務の代行と考えると、会計業界未経験の方もイメージしやすいかもしれませんね。

多くの会計事務所では、各スタッフが顧客を15件~30件ほど受け持って、決算時の税務申告や日常業務を並行して行っています。

未経験でも働ける? 

 まず、結論から言うと会計事務所は未経験でも働くことができます!

会計事務所は税理士だけでなく、税理士資格の無いスタッフも多く在籍しており、実務経験を積みながら税理士試験を受けて資格を取得する人が多いです。ですから、会計事務所で働くためには、もちろん税理士や公認会計士の資格を持っている人は優遇されますが、必ずしも最初から資格を所有している必要はないのです。

 会計業界は人手不足状態が続いていますから未経験でも採用する会計事務所が多くありますが、日商簿記3級・2級程度の知識があれば採用率は高くなりますし、実務でも役に立ちますので転職前に勉強したり資格取得を目指すのも良いかもしれません。

入社後に税理士資格の取得を目指さない場合であっても、会計事務所の業務は専門知識を要することが多いので覚えることも多く、国の制度や法律は年々改正もされますので、常に情報をアップデートし、顧客に応じたサービスを提供するという姿勢を身に着けることが必要となります。

会計事務所の仕事内容とは

では、具体的な会計事務所の仕事内容についてご紹介いたします。

①記帳代行

規模の大きな会計事務所ですと、最初の数か月に研修が組み込まれている場合もありますが、そうでない事務所が多いので、たいてい最初は補助業務を担当することになるでしょう。その場合、必ず担当する業務と言っても過言でないのが記帳代行です。記帳代行では顧客の帳簿作成を代行するので、請求書や領収書などの控えやコピーを預かって、顧客の日々の取引(売上や経費など)を仕訳して会計ソフトに入力し、記帳を行います。

最初は、慣れない会計ソフトの操作に加えて入力は簿記のルールに従わなければなりませんから、とても複雑に感じるかもしれません。この記帳代行の作業は未経験の方にとっては会計事務所で働く上での最初の関門かもしれません。たとえ簿記の知識がなくても、作業を繰り替えし行ううちに理解出来るようになりますので安心してください。

難易度★★★☆☆

忍耐度★★★★☆

②申告書作成

次に、申告書の作成も会計事務所に入社すると必ず経験することになるでしょう。慣れるまでは熟練したスタッフの補助的立場で作業をすることが多いかもしれません。法人決算の場合は法人税の申告書や決算書等、税務申告に必要な書類を作成します。申告書の作成も専用のソフトを使って行う会計事務所が多いです。

この申告書の作成作業では、実際に税務申告の際に提出する書類を一式作成するのですが、この作成作業は未経験で入社した私が苦労した作業の一つでした。。。

会計の知識が多少あったとしても、実際に申告書に金額や情報を入力し、納税額を算出して税務申告を行う作業は実務で初めて経験することですから、これらの税務申告の一連の流れを掴むことは最初はとても難しく感じます。

難易度★★★★☆

忍耐度★★★★☆

③顧客対応

顧問契約を結んでいるお客様の税務相談や質問等に的確に答える知識とスキル、そしてコミュニケーションスキルが必要とされます。そのため、入社直後は同席して議事録をとるなどの補助業務を任されることが多いでしょう。お客様は会社を経営する上で様々な問題を抱えていますから、お客様のニーズに合ったアドバイスが求められます。顧客対応が出来るようになって初めて1人前と言えるでしょう。

難易度★★★★★

忍耐度★★★★★

1日のスケジュール

次に、会計事務所での1日のスケジュールをご紹介いたします。月次訪問を行っている会計事務所の場合は、1日に数件顧客のもとを訪問する予定が入ることもあるでしょう。今回ご紹介するのは私が未経験で入社して約半年後くらいのスケジュールとなります。もちろん会計事務所によっても差がありますが、私が入社した会計事務所の場合では、入社から半年ほど経つころには顧客対応や税務申告など一通りを経験していました。月次訪問は行っていないので、顧客とはWEB上でビデオ会議を行います。

1日のスケジュール 未経験入社会計事務所税務スタッフ(入社半年の場合)

※あくまでも一例

◆6:30 起床

起床して、軽い朝食を摂りながら税理士試験のテキストを読んで30分ほど朝の勉強をします。社会人は勉強時間を捻出するのが難しいので、スキマ時間を有効活用します。

◆9:00 出社  ※在宅の場合は在宅で勤務開始

通勤中に日経新聞のWEB版に目を通し、コーヒーを買って出社します。

出社したらまずはメールのチェックを行います。顧客からのメール、社内チャットを全てチェックし、すぐに対応できるものは対応していきます。

◆10:30 会議

所内で全体ミーティング。業務の進捗や連絡事項、役割分担などを丁寧に確認します。

◆12:00 ランチ

会社の人とのランチでリフレッシュ。楽しいランチタイムを過ごして午後も頑張ります。

◆13:30 顧客対応

法人成りを検討する個人事業主のお客様とWEB上でビデオ会議。進行は先輩スタッフが行うため、議事録をとり、ビデオ会議後に必要となる対応事項などをまとめておきます。

◆15:00 決算対応

顧問先の会計ソフトチェック、決算対応を行います。作成した申告書の作成は税理士にチェックしてもらいます。

◆16:30 新規面談

弊社との税務顧問契約を希望しているお客様と新規面談をビデオ会議で行います。新規面談では、弊社の提供サービスの内容や料金をご説明し、お客様の事業内容や事業規模、海外取引の有無などをヒアリングします。お客様の質問や相談があればお答えします。

◆18:00 帰宅

この日は定時で退社します。帰宅したら夕食を済ませ、税理士試験の通信講座を3時間ほど受講しました。仕事と勉強の両立は大変に思えますが、「出来る時にやる」ことが大切だと感じます。繁忙期や、仕事後に予定がある時は勉強時間があまりとれないので、こうして時間が取れる時に勉強を進めます。

◆24:00 就寝

明日の仕事の予定を確認して、気分転換に漫画を読んでから就寝。

おわりに

会計事務所の仕事は以前は紙媒体が主流でしたが近年ではクラウド化が進んでいますから、場所を問わず働くことが可能になりました。自分のライフワークとして、長期的にも働ける仕事ですし、より自分らしく働ける環境が整ってきています。未経験の方は不安も多いと思いますが、自分らしく働ける環境が整いつつあり、安定した収入、そして様々な知識も得られる会計事務所はおすすめです!

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