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現役公認会計士が語る、論文式試験合格のための3つの戦略

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ユアメディア編集部 ユアメディア編集部

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導入

  今回は公認会計士論文式試験の合格のための3つの戦略についてお伝えします。現役公認会計士の私が実際に論文式試験を受験する時に採用した戦略ですので、現在戦略をもっていないという方や戦略はあるけど今のままで良いのか不安という方は是非最後までご覧ください。あなたの常識が覆ります。

論文式試験とは

 まずは、簡単に論文式試験をおさらいしておきましょう。論文式試験は財務会計、管理会計、監査論、企業法、租税方、選択科目という6つの試験科目から構成される論述式の試験です。

そして、公認会計士協会から公表されている「公認会計士試験の出題範囲の要旨」では、「思考力」「判断力」「応用能力」「論述力」等を有するかどうかを判定するための試験と記載されています。

また、短答式試験と比べると出題範囲が狭く深いという点が特徴です。短答式試験と比較して出題範囲が狭いとは言え、論文式試験の出題範囲から満遍なく本試験に出題されるかというと、そうではありません。

そのため、論文式試験合格のためには効率的かつ効果的に勉強するための戦略が重要になってきます。

論文式試験合格のための3つの戦略

 私が論文式試験合格のためにとった戦略は3つあります。

1.計算の総合問題は毎日解かない

 まず1つ目の戦略は、計算の総合問題は毎日解かないことです。一般的には総合問題は毎日やらないと問題を解くスピードや感覚が鈍るから毎日解くべしと言われております。実際に総合問題を毎日解いている受験生も多いです。

しかし、私は受験生時代に計算の総合問題は効率が悪いと考えていました。なぜなら、1回の総合問題で復習可能な論点が少ないからです。

例えば、総合問題を解いても減損会計全体に自信が持てるようにはなりません。総合問題の解きなおしに費やす時間があれば減損会計全体の復習が可能です。

なので、私は総合問題を解くより苦手だなと思う分野の個別問題をひたすら解くようにしていました。総合問題で得られるのは「今日も総合問題を解いたぞ」という自己満足だけだとすら考えていました。

「個別問題ばかり解いていると総合問題が解けなくなるのでは?」と思われるかもしれませんが、個別問題だけの勉強でも総合問題を解けるようになります。なぜなら、総合問題は個別問題の集合だからです。

総合問題をじっくり分析して分解してみてください。総合問題と呼ばれていても、それは結局、個別問題の集合です。個別問題の集合であれば、個別問題を勉強していれば総合問題でも正解できるのです。

2.理論は丸暗記しない

 2つ目の戦略は、理論は丸暗記しないということです。一般的には、定義などは一字一句頭から丸暗記する受験生が多いです。確かに暗記は必要ですが、丸暗記では本試験に対応できません。

そこで私は、まず、最初と最後だけを覚える方法をとりました。文法的に表現すると主語と述語で覚えるということです。

例えば、「資産とは、過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源をいう」という資産の定義を覚える際は、まず「資産とは、経済的資源」とシンプルに覚え、その後で「どんな経済的資源?」と自問自答するように肉付けして覚えていきます。

この方法で暗記すれば忘れにくいだけでなく、実際に忘れた時にも自問自答で思い出すことができます。また、分解してシンプルに覚えているので、答案用紙の解答欄の長さに合わせて解答をカスタマイズすることができます。

3.予備校は浮気しても良い

 3つ目の戦略は一つの予備校にこだわらないということです。一般的には、これと決めたらその予備校の教材一筋で勉強しなさいと言われます。

しかし、私はこれが全員に当てはまるとは考えていません。なぜなら、一つの予備校の教材で勉強するのが大事なのではなく、自分が納得した教材で勉強するのが重要だと考えているからです。

同じ時間を費やして勉強するならより質の良い教材で納得して勉強したい。私はそう考えていたので、各予備校の得意な科目や教材、有名な講師の評判を調べ単科で講座を受講していました。

結果的に3校同時にお世話になりましたが、納得できて勉強に取り組めたので他校の教材で勉強した科目であっても、科目合格レベルの得点比率で合格することができました。今の予備校の教材が自分に合わないなと感じている方は思い切って他校の教材に手を出してみるのも一つの戦略です。大事なのは「納得感」です

ただし、他校の教材に手を出す際には注意点があります。それは、やらない教材を決めることです。他校の教材に手を出すと教材の数が増えるのであれもこれもやっていては本試験まで間に合いません。

この科目は他校の教材と決めたのであれば、本科の予備校の教材のうちやらないモノを決めてください。

私の場合は財務の理論は他校の教材で勉強すると決めたので、本科の予備校のテキストは一切使わず、答練だけを使用しました。是非選択しの一つとして参考にしてみてください。

まとめ

 最後に、私の論文式試験合格のための3つの戦略を簡単にまとめておきましょう。

3つの戦略

最後まで読んで頂きありがとうございました。

  1.  計算総合問題は毎日解かない
  2.  理論は丸暗記しない
  3.  予備校は浮気しても良い

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